WEBリニューアルしました〜!
皆様がこのブログをご覧になられているということは、WEBリニューアルしたということです。 こんにちは、シンヤです。 タイトルにもあるようにWEBリニューアルいたしました! 今回はデザイン等の変更だけではなく、掲載商品もほぼすべて一新しております! これからもより良い情報をわかりやすく提供できるように努めてまいります。 皆様からのお問い合わせ、お待ちしておりますm(_ _)m


オルゴールメカの種類
「オルゴール」は筐体だけでなく、中の駆動するメカにも種類があります。 ここでは弊社製造の場合のポピュラーなメカについて比較しています。 ★標準オルゴール (左から、18弁ミニチュア、18弁スタンダード、23弁スタンダード) ★高級オルゴール (左から、30弁スタンダート、オルフェウス50、オルフェウス70) ★手動オルゴール


オルゴール製造の流れ
オルゴール製造の流れについて簡単にご紹介します。 1:オルゴールの形を決める まずは商品の形を決めます。企画・シチュエーションにより、いろいろとご希望があると思います。 形状は、弊社有り型(フォトフレーム型、宝石箱型、ピアノ型等)からオリジナル型まで、幅広い選択肢がございます。 素材は主にプラスチック、木などになりますが、ご希望のイメージに合わせるよう都度ご相談に応じます。 2-1:編曲確認(1~2日) 過去に製作されたことがあれば、編曲費用、作業ともに不要となります。 使用する曲の「正式曲名」「作曲者」などお知らせください。 ※製作履歴があれば、〈2-2 編曲〉の日程も不要です。 ※編曲費用は1回行えば翌年以降は不要になります。 ※機種によって編曲費用は変わります。 2-2:編曲(1週間~10日+α) 編曲に必要な資料「音源(CD、MD、テープ)+楽譜」」の2点をご用意いただきます。併せて“作曲者名”、“編曲箇所”もお知らせ願います。 JASRAC登録曲の場合、著作権料はメカの生産メーカーにて手続きをいたしますので、お客様側でのお手続きはご不要
オルゴール製造のQ&A
よくお問い合わせを頂く内容を、Q&Aとしてご紹介します。 Q:自分で作曲した曲をオルゴールにできますか? A:はい、できます。 オルゴールのメカの種類によって、入れられる曲の長さが異なりますのでこちら<→メカスペック表>でメカの種類をご確認ください。 また、他の楽器で弾くときれいなハーモニーでもオルゴールメカできれいに響くとは限りません。 「響き」や「共鳴」なども理解し、オルゴールで美しく聴こえる音の組合せを熟知していないと編曲は不可能です。ですので、編曲は編曲師におまかせください。 Q:納品してもらったオルゴールが鳴りません。 A:オルゴールのメカは精密機械ですので、メカを直接手で触れたりしないようにお願いします。 ゴミや埃などがメカの中に入って故障の原因になってしまうこともあります。オルゴールの音がおかしいと感じたら、弊社へご連絡ください。すぐに良品と交換いたします。 Q:ある曲でオルゴールを作ってもらいたいのですか可能でしょうか? A:その曲がJASRAC(日本音楽著作権協会)に登録されているかを確認しますので、曲名をお教えください。 登録
フィギュアの製造〜素材の違い〜
フィギュア(立体物)を作る際に、適する適さない素材の違いが存在します。 この記事ではその違いを端的に説明します。 1:インジェクション 寸法精度の良さからパーツ別成形が出来、複雑なポーズが可能で、美しい仕上がりを期待できるのがインジェクション(射出成形)です。寸法精度の良さ、大量生産向きと言うことで最も良く見かけるスタイルです。 2:ソフトビニール ある時期日本の玩具業界を支えた花形素材(リカちゃん人形や怪獣人形の素材)。中が空洞になっていて、手足等が動かせます。 インジェクションより金型も安く、塗装治具なども使え生産性コストもバランスがよい。 3:ポリレジン 但し寸法精度がでないのですべて手彩色(筆塗り)です。よく見ると一個一個微妙な違いがあります。自然素材のようなあたたかみがあり、質感や仕上げの良いものは感動します。 元々ガレージキットなどに多く使われていました。 成分の違いでポリストーンとも呼ばれています。 4:メタル ゴム型による金属鋳込み成形方法 (ラバーキャスト)と金属金型(ダイキャスト)が代表的です。 厳密には砂型による鋳造やプレス

インジェクションについて
本当に簡略化した射出成形(インジェクション)の説明・注意点について紹介します。 金型を射出成形機にセット、スタンバイ状態です。 金型を閉じます。 ノズルが注入口から射出開始。通常水飴よりすこし柔らかい程度です。 金型に十分に満たされるまで圧力をかけます。 金型内部には水を流すパイプがあり、これにより冷却・固化を促進し、完全に固まった状態で開きます。 突き出しピンを作動して、成形品を押し出します。 突き出しピンを作動して、成形品を押し出します。 ★よくある問題について 1:パーティングライン 構造上金型は2つに開きます。この境目には必ず型の分離ラインがつきます。これをパーティングラインと言います。 2:ウェルドライン 金型内を流れる材料は一定ではありません。内部を幾筋かで流れた材料が交わる場所に筋が発生する事があります。これがウェルドラインです。様々な条件で出る量や場所が変わります。成形の泣き所ではあります。 3:ひけ、変形 物体は温度が下がると体積が減ります。(収縮)体積が多い場所は、内部の完全冷却が終わってないことも有ります。その部分で成形後収


フィギュア製造の流れ
フィギュア製造の流れ ここでは、現在最もよく作られている射出成形(インジェクション)での製造の流れをご説明します。射出成形(インジェクション)とは、金型を作成し、溶かしたプラスチックを機械で流し込んでフィギュアを成形する方法です。弊社では基本的に以下のような手順で作製します。 1:フィギュアのデザインを決める デザインが決定しましたら、立体にする為の設計図を作成して頂きます。 フィギュアを作る為に必要な資料は以下になります。 ・三面図(正面、側面、背面) ・彩色資料(PANTONEにて色指定) ・サイズ 2:フィギュアの原型を制作する 中国にいる弊社専属の原型師が資料をもとにフィギュアの原型を作ります。 写真は「クレイ」で製作した原型です。「クレイ」は粘土のように柔らかく、形状の修正がしやすい 素材です。(日本の原型師が製作する場合もございます。) 原型が仕上がったら、まず画像で確認をして頂きます。前後左右からの写真をもとに、修正指示書を作成します。 ★最初の原型ができるまで1週間~10日間 3:原型を修正する 「ここをもう少し小さく」等、単純な
フィギュア製造についてのよくある質問
ここではよく問われる質問についてお答えいたします。 Q:原型は自分で作って、量産だけお願いしたいのですができますか? A:はい、できます。 量産する際の数量や、大きさなどにもよるのですが、フィギュアの形状やポーズによっては型を作ることが難しいもの、型をいくつものパーツに分けて作らないといけないものなど問題が生じてきます。 コストがいくらかかってもいいのであれば、よいのですが、予算があると思いますので、量産を見据えた原型作りをするために、作る前にご相談ください。 Q:今まで違う工場でフィギュアを製造していました。金型を移動して、ムラカミさんの方で量産してもらうことはできますか? A:その場合はまず金型をチェックして使えるか確認しなければなりません。 それでOKなら、こちらでも製造することができます。 塗装用のマスクが古くなっている場合には、新たにこちらで作り直す必要があることもあります。 その場合はマスク代がかかります。 Q:少ない数量でフィギュアの製造はできるのでしょうか? A:はい、できます。ただやはりその分コストは割高になってしまいます。 通

フィギュア制作のポイント
フィギュアは、購入者もこだわる商材なので、コストと再現性のバランスが非常に難しい商品です。 1.再現難易度の高いもの 再現が難しい例絵から立体にする場合に、どうしても表現しがたい部分があります。 たとえば髪の毛の表現。スポーツ刈りのような無数に毛をたてるという造形は非常に大変ですので、灰色に黒点で塗装するなどの表現(例:『サザエさん』磯野カツオ)が無難です。 『ドラえもん』のスネ夫や、『あしたのジョー』の髪型なども難易度の高いもののひとつです。 2:造形を優先するなら部品分割 造形時に、フィギュアが金型からとれない(抜けない)というケースも多々あります。造形を優先する場合、部品分割※を行いますが、金型、塗装、組み立てと3工程にわたって費用が増えます。 多くの精密な美少女フィギュアはこういった細分割により、精密な再現をしていますが、ここがコスト差になります。 ※部品分割…頭部・胴部・脚部などに分割したパーツを、さらに細かく分割すること。 3:原型が商品の仕上がりを決める。 何よりも原型が製品の善し悪しを決めます。 ですが、国内有名原型師の場合、金型


印刷工場【ものづくり〜国外編〜】
グッズにワクワク感をもたせたり、華やかさを添えたり縁の下の力持ちといえる箱や台紙の製造現場をご紹介します。 原料の紙、ここから多種な加工を経ていきます。 巨大な裁断機です。正確かつ迅速なオペレーションが必要となります。 巨大な4色印刷機。ものすごいスピードで刷り上がっていきます。 コンパクトなサイズの印刷機もあります。 いわゆる色調整の現場です。後ろではボスたちが目を光らせています。 ポピュラーなPP貼り加工です。紙に高級な質・艶感を与えます。 PPのサイズ種類も豊富で、適したものを選んで加工します。 いわゆる「トムソン型」です。金属製の枠をぶつけて、紙の形を切り出します。 面付けと言って、1枚の紙で効率よく抜くために頭をひねります。 #ものづくり国外編 #うんちく話