フィギュア製造の流れ|株式会社ムラカ

フィギュア製造の流れ

ここでは、現在最もよく作られている射出成形(インジェクション)での製造の流れをご説明します。射出成形(インジェクション)とは、金型を作成し、溶かしたプラスチックを機械で流し込んでフィギュアを成形する方法です。弊社では基本的に以下のような手順で作製します。

3Dプリンタによる立体造形制作もフィギュア製造の流れに大きく精通しています。

特に近年、原型制作においては、新(3Dプリンタ)旧(原型師)という印象が色濃くなりました。

弊社ではお客様のニーズに合わせ、臨機応変に必要なものを取り入れ、お客様のニーズにお応えできるよう、日々努めております。

1:フィギュアのデザインを決める

デザインが決定しましたら、立体にする為の設計図を作成して頂きます。
フィギュアを作る為に必要な資料は以下になります。


・三面図(正面、側面、背面)
・彩色資料(PANTONEにて色指定)
・サイズ

2:フィギュアの原型を制作する

中国にいる弊社専属の原型師が資料をもとにフィギュアの原型を作ります。 写真は「クレイ」で製作した原型です。「クレイ」は粘土のように柔らかく、形状の修正がしやすい 素材です。(日本の原型師が製作する場合もございます。)

原型が仕上がったら、まず画像で確認をして頂きます。前後左右からの写真をもとに、修正指示書を作成します。
 
★最初の原型ができるまで1週間~10日間

3:原型を修正する

「ここをもう少し小さく」等、単純な修正と思えても、人それぞれ頭に描くイメージは微妙に違います。できるだけ具体的な、『図面での指示書』が必要となります。

「1度も修正の必要が無い場合」も「何度も修正を繰り返す場合」もございます。
監修の厳しいキャラクター等は特に期間の予測がつかない作業です。

画像確認でOKであれば、中国から現物を取り寄せ、最終確認をします。
一回の修正に約1~4日間かかります。

4:彩色見本を制作する

フィギュア原型の複製をとり、複製したものに彩色をします。
PANTONEで各色の指示をお願いします。

修正がある場合は、原型製作時と同様OKが出るまで「修正→監修」を繰り返します。

複製・彩色にかかる時間は約2~4日間

5:フィギュアの金型を制作する

原型を基に、金属の型を製作します。金型製作に入ってからのフィギュアの形状の変更はできません。
量産用の型で実際に成形を行い、完成品にしてみます。

不具合が出た場合、型修正を行い、再度成形を試みます。
量産品の監修が必要な場合は、こちらのテストショットにて量産品監修をしていただきます。
また、成形品の材質の確認や、 色のついた材料で成形をする場合は成形色の確認をして頂きます。

金型完成まで約3週間

6:塗装マスク治具を制作する

マスク治具
マスク完成まで3日~1週間


彩色見本を元に、金属のマスクを作製します。
色数と工程数によってマスクの枚数は変わります。部位によってはパッド印刷になります。


マスクが完成すると、量産の準備が完了します。マスクで塗装をしたサンプルを確認して頂き、量産のスタートです。

7:フィギュアの量産

成形→塗装→組み立ての順番で量産を行います。
ロット・仕様により工程や量産日数は異なります。
進行状況やトラブル・不良率等、現地のスタッフと頻繁に連絡をとり合い、Eメールで画像の確認を行いながら生産を進めます。

量産風景
1万個10日間、10万個20日間

8:フィギュアの輸入

航空便もしくは船便で中国から出荷します。
数量の多いもの大きいものは、空港便と船便では大幅にコストが変わる場合もあります。
版権のあるキャラクター商品は「輸入許諾証」が必要になります。
航空便で2~4日、船便で10日~2週間かかります。

9:納品

日本に届いた商品のチェックをし、必要に応じて検品・組み立てを行ってから、納品先へと出荷します。
製作開始から納品まで、約45~70日間かかります。