フィギュアの製造〜素材の違い〜
フィギュア(立体物)を作る際に、適する適さない素材の違いが存在します。
この記事ではその違いを端的に説明します。
1:インジェクション
寸法精度の良さからパーツ別成形が出来、複雑なポーズが可能で、美しい仕上がりを期待できるのがインジェクション(射出成形)です。寸法精度の良さ、大量生産向きと言うことで最も良く見かけるスタイルです。
2:ソフトビニール
ある時期日本の玩具業界を支えた花形素材(リカちゃん人形や怪獣人形の素材)。中が空洞になっていて、手足等が動かせます。
インジェクションより金型も安く、塗装治具なども使え生産性コストもバランスがよい。
3:ポリレジン
但し寸法精度がでないのですべて手彩色(筆塗り)です。よく見ると一個一個微妙な違いがあります。自然素材のようなあたたかみがあり、質感や仕上げの良いものは感動します。
元々ガレージキットなどに多く使われていました。
成分の違いでポリストーンとも呼ばれています。
4:メタル
ゴム型による金属鋳込み成形方法 (ラバーキャスト)と金属金型(ダイキャスト)が代表的です。
厳密には砂型による鋳造やプレス加工などでも立体造形は可能です。
5:陶磁器
人形の素材としては2番目に古い素材?(木製人形がもっとも古いフィギュアだと言われています。)
材料が地面の中から出てくるので安いと思ったら大間違い。偉い先生がこねて焼けば数百万はざらです。
でも量産品はそんなこと無いのでご安心ください。